どこよりも速い!!珍しい野球採点をプレミア12、決勝戦、日本対韓国でもやってみた。
こんにちは!
non-noです!
速さが命!ということで、今終わった世界野球、プレミア12の決勝戦を採点してみます!これで今年の野球も終わりですからね!
結果から先にお伝えしておくと、5-3で日本が韓国を下し、優勝を果たしています!
※前回と同じく、6.0を基準に採点していきます。
1. ファースト 山田 7.5 MOM
MOM。2回、韓国の先発左腕から粘って粘って逆転スリーラン。逆境を見事にひっくり返す。守備でも好捕を見せるなど、まさに珠玉の活躍。
2. ショート 坂本 6.5
3打数1安打。序盤は凡退を繰り返し、1四球を選ぶのがやっとだったが、7回、あわやホームランというツーベースを放ち、貴重な追加点の起点に。守備でも安定。
3. センター 丸 6.0
4打数ノーヒット。最大の見せ場は4回。二死二、三塁の好機でヒットコースに打球を飛ばすが、韓国のセカンドの好守備に阻まれる。
4. ライト 鈴木 7.0
3点を先行された1回の裏、タイムリーツーベースを放ち1安打1打点。その後は快音なかったが、初回の一打でこの試合に希望をもたらした。
5. 指名打者 浅村 7.0
4打数2安打1打点。ツーベースでチャンスを作ったり、とてつもなく重い追加点をゲットしたり。その打棒でチームを勝利に導いた。
6. サード 外崎 6.5
3打数ノーヒット。打撃では見せ場はなかったが、守備では安定感。内野安打にはなったが、長打になりそうな当たりを好捕して見せたり、きっちりチームに貢献。
7. レフト 近藤 6.0
4打数ノーヒット。打撃は淡泊でらしさがなかったが、3回の守備で2塁タッチアップを狙うランナーをきっちり刺したことで相手に流れを与えなかった。
8. キャッチャー 會澤 6.5
2打数1安打。打撃でも貢献したが、キャッチャーとしてフル出場し、7人の投手をリードした。決死の韓国打線を2回以降無失点に導いた功績は大きい。
9. セカンド 菊池 6.0
1安打ながら、その一本は2回の山田のスリーランの呼び水に。守備ではエラーもあったが、続けて飛んできた打球はしっかり処理。落ち着きは失わなかった。
投手
山口俊 5.5
1回3失点、2被弾と先発としての役目は果たせず。開始直後に苦しい展開を招いてしまった。
高橋礼 6.5
相手のミスにも助けられたが、2回を0封。悪い流れを引き摺らず、日本の逆転を呼び込んだ。
田口 6.0
2イニングともに先頭打者の出塁を許す。しかしその後はしっかり抑えて、相手に得点は許さず。走者を出してもあわてなかった。
中川 6.5
6回のマウンドへ。菊池のエラーで出塁は許したが、2三振を奪いミスを帳消しに。長打を許さない細心のピッチングが光った。
甲斐野 7.0
死に物狂いの韓国打線を寄せ付けず。圧巻のパーフェクトリリーフで、相手にあきらめの念を抱かせた。
山本由伸 7.0
21歳とは思えないほどの貫禄のリリーフ。コースもボールの切れも、間違いがなく、相手に得点のにおいすら感じさせなかった。
山崎 7.0
2点差での9回のマウンドを3者凡退。打ち気にはやる韓国打線を変化球でかわした會澤のリードも光ったが、そもそもあのツーシームは簡単にとらえられるようなものではなかった。まさに守護神。
首脳陣
稲葉監督 7.0
1回で山口を変えるなど、細かい継投で韓国打線をかわしてみせ、打線は逆に交代のカードを切らず、流れを変えない慎重さも見せた。主力選手の辞退や、ケガでの離脱もあった中、見事日本代表を優勝に導いた。
総評
まずは優勝おめでとうございます!
素晴らしい戦いぶりでした!
優勝という結果を残した時点で、今大会、一番賞賛されるべきはまず稲葉監督ですね!
打線の調子が上がらず、苦しい戦いが続きましたが、打順組み換えなど、柔軟に対応し、優勝に導いた手腕は見事の一言。注目度も本気度も増す来年の東京五輪も期待しています!!
試合を振り返ると、まずは1回の裏、3点を先制された直後の日本の攻撃で、4番、鈴木誠也選手のタイムリーツーベースがめちゃくちゃ大きかったです。
だめだあ、3点も先制されたよ・・。しかもホームラン2本も打たれて・・。
と失意の日本の野球ファンたちをよみがえらせる一打でした。大会通じても、打率.444、3本塁打13打点。今大会のMVPと言って差し支えないでしょう。
そして山田哲人選手のあのスリーランホームラン。粘った末の8球目でした。
相手のキャッチャーのヤン・ウィジ選手が一呼吸おいてマウンドに声をかけに行った直後の一球だったんですよね。集中力を切らさず、たった一球の失投を一振りで仕留めて見せました。結果論ですが、ヤン・ウィジ選手が声をかけに行くタイミングが違えば、また違った結果になっていたかもしれませんね。韓国サイドにとってはまさに痛恨の一球でした。
7回、待望の追加点を日本にもたらしたのは、浅村選手。大会通じて状態がよく、6打点を積み重ねました。打点をしっかり稼げることが浅村選手の良さですが、あんなしびれる場面でもしっかりそれを発揮するとは・・。改めてチャンスに強い、チームを勝利に導くバッターだなと思いました!
投手陣の継投も素晴らしかったです。7、8、9回は一人の走者も許さず。同点、逆転のチャンスすら与えませんでした。ルーキーの甲斐野投手、21歳の山本由伸投手は堂々と自分のピッチングを披露していました。つけ入る隙を与えず、大舞台で満点以上の働きを見せてくれました。
そして9回の山崎康晃投手。
2015年、第一回のプレミア12、準決勝で韓国と日本は対戦しました。
日本の3点リードで迎えた9回表。クローザーの松井裕樹投手が韓国打線に打ち込まれ、逆転を許しました。その裏の攻撃でも追いつくことはできず、日本の戦いは準決勝で幕を閉じました。
そして、2019年。第二回のプレミア12、決勝戦。日本対韓国。日本の二点リードで迎えた9回表。4年前の悪夢が過ります。9回を締めるというのは、簡単なことではありませんし、世界大会ともなればなおさらです。
そんな重要な場面で、きっちり三者凡退に抑えた山崎投手。
かっこよすぎる・・。正直影のMVPと言っていいくらいの活躍だと思います。
一人でもランナーを出せば、球場の雰囲気が変わりますからね。
韓国打線に、「4年前みたいにいけるかも!」と思わせなかった山崎康晃投手の完璧なピッチング。日本の守護神にふさわしいものでした!!!
いやー、手に汗握るいい試合でした!
日本にとっては逆転後、チャンスはありながらも追加点がなかなか奪えず、ちょっと危険な試合展開でした。その中で、きっちり追加点を奪えたことはとてつもなく大きかったですね!
代走の切り札、周東選手を温存して、流れを変える可能性を作らなかったこともいい采配だったと思います!一点欲しい場面で、あの足はやっぱり使いたくなっちゃいますからね!目先にこだわらず、試合の大局を見据えた采配でしたね!
まあ結果論なので、これで追加点が奪えず逆転されていたら、「あそこは周東を代走に出して、相手にプレッシャーをかけるべきだった!」って叩かれそうですけど笑
しかし!監督なんて結果がすべて!優勝した稲葉監督は間違いなく正義ですね!
この調子で東京五輪も日本に金メダルを!!!