ボクシングは漫画でも面白い!名シーンで振り返る「リクドウ」

こんにちは!

いまだ興奮冷めやらぬ!non-noです!

昨日の記事で書いたように、ボクシングの井上尚弥vsノニト・ドネア戦が名勝負すぎました。

ボクシングって、私は結構好きなスポーツで、技術性も高いし、ドラマチックだったりするところが好きなんですよね。

この試合はまさにいろいろなドラマがあったなと。

それは昨日の記事で書いたので、今日はもう書きません!笑

 

しかしボクシングの興奮は忘れられないので、今日はおすすめのボクシング漫画を紹介します!

 

ハードでリアルな人間模様が見所!!

 

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本日取り上げる漫画は松原利光さんの作品「リクドウ」です。

私はヤングジャンプの週刊誌で1話を見ていたのですが、もうそこからドはまりしました。週刊誌で話を追いながら、単行本も欠かさず買いました。

1巻の衝撃が結構すごくて、、、

グロいというかハードというか、割と暗めの話なので、それが受け付けなった、っていう人もいるかもしれませんね。

 

しかし、そこはまさにこの物語の核となる部分で、この漫画の良さは、終始テーマが一貫しているということです!

「誰かを守れるように、力が欲しい」

「強くなって自分をやり直したい」

そう願っていた主人公・リクがその願いを叶え、はたまたその先に何を見つけるのか、という、まさに「リクドウ」を追い求めるお話です。

 

ボクシングの描写もリアル!!

 

そして最初にお話ししたように、この漫画はボクシング漫画であるわけですが、ボクシングの描写やキャラクター設定が非常にいいですね!

主人公リクはサウスポーで中~長距離を得意とするスピードと左の威力が売りのボクサーです。半面、近距離は打たれ弱さも相まってあまり得意な距離ではありません。

リクと結果的に二度対戦するライバルポジションの兵動楓は、天性のバネを持ち、フックなどの多彩なパンチを独特のリズムで打ち込む天才型の変則ボクサーです。

登場時から屈指の実力者として君臨する椿和馬は研ぎ澄まされた日本刀のようなカウンターが武器の攻守に隙が無いタイプのボクサーですね。

こんな感じでそれぞれしっかりキャラクターのボクシングスタイルまで描かれていて、ボクシングに詳しい人も楽しめる緻密さとなっています。

 

個人的に対兵動1戦目の描写がすごく好きで、兵動の天才的な強さをしっかり表現した後、一縷の望みを必殺の左に懸けるリクの姿が非常に印象的です。

この漫画はこのライバルの兵動との試合がやはりベストバウトだと思うのですが、そこを越えても失速してしまわなかったことは本当にすごいと思います。

リクの人生や、幼馴染の苗代との関係性、父親のように慕う所沢との関係性、など、様々な軸を用意してボクシング一辺倒になっていなかったことがその要因でしょうか。

ボクシングの試合と人間ドラマをうまく調和させた作品ですね!

リクが感覚派、という設定で、ボクシング部分の説明も専門的ではなく、比喩を用いて想像しやすくしているので、あまりボクシングを知らないという人でも楽しめると思います。

 

好きなんでしょ!!?

 

この漫画、演出がうまいので、名シーンもすごく多い漫画だと思うんですよね!

ここからは私の好きなシーンを一つご紹介します!

 

ここからは【ネタバレあり】になりますので、苦手な人はお気をつけください!

 

 

 

 

コミックス14巻、アジア王者神代晴司(セージ)と主人公・リクとの試合での一幕です!

的確に相手の急所を射抜くパンチの精度と、パワーを併せ持つ神代に、リクは終始押され気味。

強くなるために、自分の人生をやり直すためにボクシングを始めたリク。

ボクシングはその強さの証明であり、勝ち続けなければ意味がないもの。

そう思って続けていたのでした。

 

本当にそれだけ??

 

かつてないほどの強敵を前に、勝利はどんどん遠ざかっていく。

それでもリクは無意識に楽しそうにボクシングをしていました。

3R終了時、ボロボロのリクがトレーナーの馬場に言います。

 

「ボク、笑ってました?」

「わかってるくせによ」

 

弱い自分を否定したくて、過去に自分が弱いせいで守れなかった人がいる。

そんな自分をやり直したくて、ボクシングを続けてきた・・。

しかし、脳裏には笑顔でジャブを放つ幼少期の自分の姿が。

違う、それだけじゃない・・。

 

「好きなんでしょ!!?リク!!」

 

観客席から幼少期のころからリクを見守り続けてきた苗代の声が届きます。

最初はリクの身を案じ、ボクシングには反対していた苗代。

そんな苗代には、リクがなぜボクシングをするのかがわかっていました。

そうだ、僕は・・。

 

ボクシングが好きだから殴るんだ

 

セコンドアウトして4Rへ!!

うーんかっこいい!!

自分をひたすら追い込んで、自分への罪の意識と強くなるためにボクシングを続けてきたリク。でも、当然それだけじゃ続かないんですよね。ましてや、ボクシングの練習なんてとてもハードですから。

ボクシングが楽しいからこそ、ストイックに自分を追い込めて、試合でも苦しいときに立ち上がれる。

リクが自分の潜在的なモチベーションに気づいた名シーンですね!!

まあこのままハッピーな方向に直進していかないところがこの漫画の賛否両論な点なのですが・・。(私はそんなリアルさが大好きですが笑)

この試合がどうなるかは、ぜひみなさん漫画を読んで確かめてください!

 

いやー、ほんと、改めて読み返してみましたがいい漫画ですね!

リアルでハードな話が好きな人にはぜひ読んでいただきたい漫画です!

そして、ご紹介させていただいた、ボクシングが好きだ!と気付く名シーン。

皆さんも今やっていることが辛くなった時なんかには思い出してほしいです。

自分が今まで何かを続けてこれたのは、好きだからなのか、それても別に理由なのか。

何かを続けるか、辞めるかを決めるときには、それを自分が好きなのかどうかを判断の軸にしてみるというのも、一つの手段なのではないでしょうか?

好きっていうのは、最強のモチベーションですよね!!

そして、自分で好きかどうか、わからなくなったら、他人に聞いてみるっていうのもいいですね。あなた以上にあなたのことを見ていてくれている人も、きっといるはずです。

 

 

はい!というわけで、今日は昨日のボクシングの試合の記事に触発されて、ボクシング漫画を取り上げさせていただきました!

私はボクシングに限らず、結構いろいろなスポーツが好きなので、これからもいろいろなスポーツの漫画を取り上げていきたいなと思います!

 

良ければぜひ、今後もお目通しいただければと思います!

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました!!